【解説動画あり】ズワイガニとは?有名ブランドや相場からおすすめレシピ、通販での選び方まで徹底解説

【解説動画あり】ズワイガニとは?有名ブランドや相場、味を徹底比較!通販での選び方もご紹介

目次

ズワイガニとは?3つの種類と特徴

「ズワイガニ」と一口に言っても、その種類は実はたくさんあります。
一般的にズワイガニと呼ばれるカニは「クモガニ科」の「ズワイガニ属」に属する「ズワイガニ種」のカニです。日本では「本ズワイガニ」と呼ばれます。
※以降、本記事でもズワイガニ種のカニを本ズワイガニと表記します。
ズワイガニ属のなかで食用とされているのは、
  • 本ズワイガニ
  • 大ズワイガニ
  • 紅ズワイガニ
の3種類で、すべて異なる種類のカニです。
これらの具体的な特徴や違いについては以下で詳しくご紹介します。

ズワイガニ3種類を徹底比較!産地・値段・味わいの違い

本ズワイガニ

本ズワイガニは、日本海やオホーツク海、カナダなどで水揚げされます。日本の代表的な産地は鳥取県や島根県、福井県などです。
中でもオスの本ズワイガニは、漁獲される地域によって「松葉ガニ」や「越前ガニ」「加能ガニ」など高級ブランドガニとして販売されています。
値段相場はその年の漁獲高によって変動しますが、1杯あたり5,000〜20,000円前後です。
本ズワイガニには、以下のような特徴があります。
  • 上品な甘みで旨みが強い
  • 紅ズワイガニよりも身がしっかりと詰まっている
  • カニ刺しやカニしゃぶ、カニ鍋など様々な料理に向いている
一部地域では「水ガニ」と称された本ズワイガニが販売されていますが、水ガニは脱皮して間もない成長途中のカニを指します。別名「若ガニ」とも呼ばれています。
通常の本ズワイガニよりも身入りが劣り水っぽさが強いため、購入の際には注意が必要です。しかし、通常の本ズワイガニよりも安価で販売されることが多いので、とにかく安くカニを手に入れたい方にはおすすめです。
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大ズワイガニ

大ズワイガニは日本海には生息せず、ほとんどがロシアからの輸入によるものです。名前により大きく思われがちですが、実際には200~400g程度のものがほとんどで、小サイズの本ズワイガニと同じぐらいです。
値段相場は1kgあたり1,500〜4,000円前後ですが、近年は、大漁の影響で価格が低めに設定される傾向にあります。
大ズワイガニには以下のような特徴があります。
  • 甘みの強い本ズワイガニや紅ズワイガニに比べ、淡白な味わい
  • カニしゃぶやカニグラタン、カニのバター焼きなどにおすすめ

紅ズワイガニ

紅ズワイガニは、本ズワイガニに比べて鮮やかな赤色をしているのが特徴です。日本海の深海域で漁獲されることが多く、特に山陰地方が主な産地です。
また、本ズワイガニよりも漁期が長く、9月〜翌年6月(7〜8月は禁漁期間)までがシーズンです。地域によっては一年中食べられるため、値段相場は1杯3,000円程度とお手頃です。
紅ズワイガニには以下の特徴があります。
  • 甘みが強く、味が濃い
  • 本ズワイガニに比べて身入りは劣るが、水分を多く含みジューシーな味わい
  • 臭みのない濃厚なカニ味噌
紅ズワイガニについては以下の記事で詳しく解説しています。
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オス本ズワイガニの有名ブランド7選

オスの本ズワイガニは、地域ごとにつけられたブランド名で販売されることが多いです。ここでは、各ブランドについて産地や旬の時期、値段の観点から詳しくご説明します。
産地 旬の時期 価格(1杯あたり) タグの色
松葉ガニ 山陰地方 11月〜翌年3月 上品な甘み・濃厚なカニ味噌 10,000〜30,000円 赤色
越前ガニ 福井県 10,000〜50,000円 黄色
加能ガニ 石川県 8,000〜50,000円 水色
間人ガニ 京都府 30,000〜150,000円 緑色
津居山かに 兵庫県 10,000〜30,000円 青色
柴山がに 兵庫県 20,000〜100,000円 ピンク色
舞鶴かに 京都府 20,000〜50,000円 緑/銀/金色

松葉ガニ(鳥取県・島根県・兵庫県)

「松葉ガニ」とは、山陰地方で水揚げされたオスの本ズワイガニです。中でも有名な産地は鳥取県の賀露港や網代港、島根県の隠岐諸島近海です。
身入りの良さや甲羅の幅、重さなどの厳しい基準を満たしたカニのみがブランドガニとしてタグ付けされます。
産地によって以下のようにさらに呼び名が異なります。
  • とっとり松葉がに(鳥取県)
  • 隠岐松葉ガニ(島根県)
  • 浜坂産松葉がに(兵庫県)
  • 香住港まつばがに(兵庫県)
旬の時期は11月〜3月です。値段相場は1杯あたり10,000〜30,000円前後が一般的です。
松葉ガニについては以下記事でより詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
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越前ガニ(福井県)

「越前ガニ」とは、福井県で水揚げされたオスの本ズワイガニです。全国の本ズワイガニの中でもトップブランドで、最もよく知られているブランドガニです。
主な水揚げ漁港は越前港や三国港、敦賀港です。
  • 旬の時期:11月〜3月
  • 値段相場:1杯あたり10,000〜50,000円前後
知名度の高さから、松葉ガニよりも高値で販売されることが多いです。
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加能ガニ(石川県)

「加能ガニ」は、石川県の漁港で穫れたオスの本ズワイガニです。加賀の「加」と能登の「能」の二文字を合わせて名付けられました。
甲羅幅9cm以上でしっかりと身が詰まっているものには、水色のタグがつけられ高値で販売されています。
  • 旬の時期:11月〜3月
  • 値段相場:1杯あたり8,000〜50,000円前後

間人ガニ(京都府)

「間人ガニ」は、京都府の丹後半島にある間人港を産地とするオスの本ズワイガニです。
他の漁港と比べて漁獲量が少なく、希少価値が高いとされています。したがって「幻の間人カニ」とも呼ばれています。
また、間人港は漁港からカニの漁場までが非常に近く、日帰り漁が可能なため鮮度の高さが人気の理由となっています。
  • 旬の時期:11月〜3月
  • 値段相場:1杯あたり30,000〜150,000円前後
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津居山かに(兵庫県)

「津居山かに」は、兵庫県豊岡市にある津居山港で水揚げされたオスの本ズワイガニです。
間人ガニと同様に日帰り漁も行われており、新鮮さが特徴です。大型船での漁も実施されていることから漁獲量が安定しており、間人ガニよりも安価に取引されています。
また、津居山沖には栄養豊富な山水が流れ込むため、高品質なカニが多いです。青いタグが高品質の証です。
  • 旬の時期:11月から3月
  • 値段相場:1杯あたり10,000〜30,000円前後

柴山がに(兵庫県)

「柴山がに」は兵庫県の柴山港で水揚げされたオスの本ズワイガニです。
身の詰まり具合から形、重さ、固さに至るまで厳しい選別が行われています。100ランク以上に選別する丁寧さが柴山がにの最大の強みです。重さ1.35kg以上の基準を満たした最高級品には、「柴山ゴールド」タグが付けられます。
  • 旬の時期:11月から3月
  • 値段相場:1杯あたり20,000〜100,000円前後

舞鶴かに(京都府)

「舞鶴かに」は京都府の舞鶴港で水揚げされたオスの本ズワイガニです。
水揚げされたカニのうち800g以上のもののみがブランドガニとして認定されます。緑色のタグと四角いプレートが目印です。
  • 旬の時期:11月から3月
  • 値段相場:1杯あたり20,000〜50,000円前後
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メスの本ズワイガニとは?

本ズワイガニは、オスがメスかで味も特徴も呼び方も異なることを知っていますか?ここではその具体的な違いをご紹介します。

オスとメスの違い

サイズ

本ズワイガニのオスは一般的に500g〜1kgですが、メスは100g〜200gと小ぶりです。
身がしっかりと詰まっていて歯ごたえのあるカニを食べたい方にはオスがおすすめです。

内子と外子

もっともわかりやすい違いは、内子(うちこ)・外子(そとこ)と呼ばれる卵があるかどうかです。
  • 内子:甲羅の内側にあるカニの卵巣部分。茹でガニにすることで黄身のような鮮やかなオレンジ色に変化する。
  • 外子:カニの卵。甲羅の外側に付いている茶色または黒い粒状のもの。
内子は、珍味として人気があります。独特な風味やコクが特徴で好みが分かれやすいです。しかし、通な人たちの間では「カニ味噌より美味しい」とも言われています
食感はカニの成熟度によって異なり、「プルンとしている」「ねっとりしている」などと表現されます。生の状態で塩漬けにする「内子の塩漬け」も有名です。
外子は、プチプチとした食感を楽しめます。
身や味噌と一緒に食べたり、醤油漬けにして食べるのがおすすめです。お酒のおつまみとしても好まれています。

旬の時期

メスの本ズワイガニの旬は11月〜12月です。11月〜翌年3月までが旬のオスよりもシーズンが短いです。

3分でわかる!本ズワイガニのオスとメスの違い

メスの本ズワイガニブランド・呼称

メスの本ズワイガニも穫れる地域によって呼び名が異なります。
中でも有名なブランドガニは以下の4つです。
  • セイコガニ・セコガニ(福井県・兵庫県・鳥取県)
  • 親ガニ(鳥取県)
  • コッペガニ(京都府)
  • 香箱ガニ(石川県)
メスの本ズワイガニについては、以下記事で更に詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
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紅ズワイガニの有名ブランド3選

本ズワイガニと同じズワイガニ属のカニに紅ズワイガニがあります。ここでは、紅ズワイガニの有名ブランドを3つご紹介します。

香住ガニ(兵庫県)

「香住ガニ」は、兵庫県にある香住漁港で水揚げされる紅ズワイガニです。関西で唯一水揚げされる紅ズワイガニとして有名です。
松葉ガニよりも安く購入できる一方、身入りも良く、甘味たっぷりなみずみずしい味わいで根強い人気があります。値段相場は1杯4,000〜8,000円前後です。
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高志の紅ガニ(富山県・富山湾)

「高志の紅ガニ(こしのあかがに)」は、富山湾で水揚げされる紅ズワイガニの呼び名です。
漁港から漁場までが近く日帰り漁が可能なため、鮮度の高さが特徴の紅ズワイガニです。高志の紅ガニの中でも、「紅ズワイガニ・ブランド化推進協議会」による厳格な選別をクリアした良質なカニは「極上」として認定され、タグが付けられます。
値段相場は1杯3,000〜5,000円前後ですが、タグ付きのものは1杯20,000〜30,000円で販売されています。

北網がに(秋田県・男鹿沖)

「北綱がに」は、秋田県にある男鹿沖で水揚げされた紅ズワイガニです。
600g以上のカニのうち、脚が揃ったものだけに「北綱がに」の称号が与えられ、高級ブランドガニとして取引されています。値段相場は1杯6,000円〜15,000円前後で、サイズや重量によって値段が変動します。

どっちが美味しい?ズワイガニとタラバガニの違い

「カニにはいろいろな種類があることはわかったけど、結局どれが美味しいの?」「ズワイガニとタラバガニどっちを買うべき?」
そんなお悩みを解消するため、ここではズワイガニとタラバガニを徹底比較していきます。

本ズワイガニの特徴と味わい

本ズワイガニは「カニの女王様」とも呼ばれ、繊細な食感と上品な甘みと旨味が特徴です。
素材自体の味が秀逸なので、茹でたものをそのまま食べるだけでも十分満足できます。一般的には、カニしゃぶやカニ鍋、お刺身などに使われることが多いです。
また、臭みのない濃厚なカニ味噌が豊富で、一匹まるごと美味しくいただけるのも人気の秘密です。
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タラバガニの特徴と味わい

タラバガニは「カニの王様」と称され、その大きな身とボリューム感が特徴です。エビのようなプリプリとした食感で淡白な味わいが魅力です。
本ズワイガニと同様、茹でガニやかに刺しなどシンプルな料理にも用いられますが、おすすめは焼きガニやバター焼きです。大きな身を豪快に頬張るのがタラバガニの醍醐味でしょう。
しかし、本ズワイガニと比べてカニ味噌はあまり美味しくありません。量が少ない上に水っぽさが強いです。

どちらを選ぶかは好みや調理方法で決めよう!

どちらもそれぞれの個性があり、甲乙つけがたい美味しさがあります。
甘みと繊細な食感を楽しみたい方や、素材の味を生かしたシンプルな料理を作りたい方、濃厚なカニ味噌を味わいたい方には本ズワイガニがおすすめです。
一方、バター焼きやチーズと一緒に食べたい方や、口いっぱいに身を頬張りたい方、歯ごたえのある食感が好みの方にはタラバガニがおすすめです。
どちらを選ぶかはお好みによりますが、どちらも違った美味しさを楽しむことができます。

失敗しない!通販でズワイガニを購入する際の5つのポイント

せっかく通販で購入するなら、美味しく高品質なズワイガニを選びたいですよね。ここでは、ズワイガニ通販で失敗しないための5つのポイントをご紹介します。

動画で学ぶ!通販で美味しいズワイガニを選ぶための5つのコツ

種類 ブランド名 産地 旬の時期 値段相場(1杯あたり) おすすめの食べ方
本ズワイガニ(オス) 松葉ガニ 鳥取県・島根県・兵庫県 11月〜翌年3月 10,000〜30,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 越前ガニ 福井県 11月〜翌年3月 10,000〜50,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 加能ガニ 石川県 11月〜翌年3月 8,000〜50,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 間人ガニ 京都府 11月〜翌年3月 30,000〜150,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 津居山かに 兵庫県 11月〜翌年3月 10,000〜30,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 柴山がに 兵庫県 11月〜翌年3月 10,000〜30,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 舞鶴かに 京都府 11月〜翌年3月 10,000〜30,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(オス) 複数あり 11月〜翌年3月 3,000〜30,000円 茹でガニ・カニ刺し・カニ鍋・カニしゃぶ
本ズワイガニ(メス セイコガニ・セコガニ 福井県・兵庫県・鳥取県 11月〜12月 700〜800円 茹でガニ・味噌汁
本ズワイガニ(メス) 親ガニ 鳥取県 11月〜12月 700〜800円 茹でガニ・味噌汁
本ズワイガニ(メス) コッペガニ 京都府 11月〜12月 700〜800円 茹でガニ・味噌汁
本ズワイガニ(メス) 香箱ガニ 石川県 11月〜12月 700〜800円 茹でガニ・味噌汁
大ズワイガニ 北海道・ロシア・カナダ 100〜300円 茹でガニ・カニクリームコロッケ・グラタン
紅ズワイガニ 香住ガニ 兵庫県 11月〜翌年2月 4,000〜8,000円 カニすき・カニ鍋・カニしゃぶ
紅ズワイガニ 高志の紅ガニ 富山県 11月〜翌年2月 3,000〜5,000円(タグ付きは20,000〜30,000円) カニすき・カニ鍋・カニしゃぶ
紅ズワイガニ 北綱がに 秋田県 11月〜翌年2月 6,000〜15,000円 カニすき・カニ鍋・カニしゃぶ
タラバガニ 複数あり 4~6月・11~翌年2月 8,000~15000円 焼きガニ・蒸しガニ
毛ガニ 北海道・岩手県・山陰の一部 通年 5,000〜20,000円 カニ刺し・茹でガニ・蒸しガニ

1. 種類や産地、旬の時期で選ぶ

一般的にズワイガニと呼ばれるのは本ズワイガニですが、食用のズワイガニ属には「本ズワイガニ」「大ズワイガニ」「紅ズワイガニ」の3つがあります。
また、水揚げされる産地によってブランド名がつけられており、味わいや食感、旬の時期が異なります。
それぞれの特徴を把握した上で、注文するカニを決めましょう。

2. 価格で選ぶ

カニは種類やブランドによって価格が大きく変動します。
特にブランドものではない本ズワイガニは、安いものだと3,000円程度で販売されていることもあり、品質もピンキリです。あまりにも安すぎるものだと小ぶりで食べごたえがないので、500〜1kgで10,000円以上のものを選ぶのがおすすめです。

3. 調理方法に合わせて茹で状態・カット状態から選ぶ

購入する前に「どのような調理方法で食べたいか」をイメージしておくことも大切です。通販の場合、販売されているものはすべて冷凍されたカニです。
しかし、冷凍前の茹で状態は「活き」か「ボイル」の2種類に分かれます。調理方法によって活きガニが適しているか、ボイルガニが適しているかは異なります。
詳しくは以下を参考にしてください。
茹で状態 おすすめの食べ方
活き(生) 刺身(活きのみ)、しゃぶしゃぶ、すき焼き、鍋
ボイル 茹でがに(そのまま)、焼きガニ(バター焼きなど)
また、カニ通販では多様なカット状態から選ぶことができるのも魅力の一つです。ご自身での下処理が面倒な場合は、食べやすいサイズにあらかじめカットされている商品を選びましょう。
カット状態 特徴 おすすめの食べ方
むき身(ポーション) 殻を完全に外したもの しゃぶしゃぶ、刺身
半むき身(ハーフカットポーション) 殻を半分残して剥いたもの 焼きガニ、バーベキュー
切り脚 殻を残して脚だけ切り分けたもの そのまま、鍋
片脚肉 姿を半分にカットしたもの そのまま、鍋
姿 丸ごとそのまま そのまま、鍋、焼きガニ、カニ味噌
ほぐし身・フレーク 茹でたカニ脚の身をほぐしたもの カニ玉、チャーハン

4. 食べる人数に合ったサイズと重量を選ぶ

通販でカニを購入する際には、食べる人数に見合ったサイズ・重量を選びましょう。
「せっかく買ったのに食べ足りなかった」「多すぎて余らせてしまった」
などといったトラブルが起きないよう、カニのサイズと重量は購入前にしっかりとチェックしておきましょう。
カット状態(ズワイガニ) 目安
むき身(ポーション) 300〜400gで1人前
姿 1杯(600g〜1.5kg)で1〜2人前

5. お得に買いたいなら訳あり商品

とにかくお得にカニを買いたい場合は、訳あり商品もおすすめです。訳ありカニは、水揚げ時や出荷の過程で脚が折れたり傷がついたカニを指します。
通常より市場価値が下がるため、低価格で販売されています。しかし、訳ありだからといって品質が悪いわけではありません。
訳ありカニの多くはその味わいには影響を受けていないものなので、通常のものと同等レベルの美味しさのカニをより安く手に入れることができます。
品質に不安がある方は、同じ商品を購入した人の口コミを参考にすると良いでしょう。

かに総本店 松菱の訳ありカニ

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    訳あり・松葉ガニ (小・1~1.5人前)

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    訳あり・松葉ガニ (特大・1.5~2.5人前)

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    訳あり・松葉ガニ (中小・1~1.5人前)

  • 商品画像

    訳あり・松葉ガニ (超特大・2~2.5人前)

  • 商品画像

    訳あり・松葉ガニ (大・1~2人前)

ズワイガニの保存方法

カニは鮮度が命です。食べる分だけ解凍するのが基本ですが、食べきれない場合は適切な方法で冷蔵または冷凍保存しましょう。

活き(生)の場合

活きガニの場合は、鮮度が落ちないうちにできるだけ早く食べましょう。
もし食べきれなかった場合は、茹でてから保存します。ラップや新聞紙などで全体を包んだものをビニール袋に入れ、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
冷蔵保存なら2〜3日程度、冷凍保存なら2〜3週間程度は保存が可能です。

ボイルの場合

ボイルガニの場合もラップや新聞紙などで全体を包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。
冷蔵保存なら2〜3日程度、冷凍保存なら3〜4日程度、美味しさを保ったまま保存できます。
カットされたカニも同じように保存しましょう。

定番!ズワイガニの絶品料理

カニ鍋

ズワイガニ料理の定番といえば、カニ鍋。カニの旨味たっぷりの出汁が野菜や豆腐などの他の具材まで美味しくしてくれます。
鍋の〆には雑炊も忘れずに。卵とごはんを加えて汁気がなくなるまで煮込んだら完成です。
一度で二度楽しめるのがカニ鍋の良さです。

カニ刺し

新鮮な活きガニを購入したら、まず最初に試したいのが「カニ刺し」です。素材のもつ本来の味わいを存分に楽しむことができます。
ポン酢や市販のカニ酢を少し付けると、ズワイガニの上品な甘みがより引き立ちます。
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カニ味噌甲羅焼き

本ズワイガニや紅ズワイガニを購入したら、「カニ味噌」まで美味しくいただきましょう。
一番のおすすめはカニ味噌甲羅焼きです。カニ味噌がついたままの甲羅を焼き網にのせて焼く料理です。
そのままでももちろん美味しいですが、カニ身につけたり野菜につけたりして食べるのもおすすめです。お酒のつまみとしても人気があります。
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種類別!ズワイガニのおすすめの食べ方

まとめ

今回は、ズワイガニの種類別に産地や値段相場、味わいなどの基本情報から、有名ブランドや通販での選び方までご紹介しました。
かに総本店 松菱では、高品質で美味しいカニを豊富に取り揃えているので、ぜひ自分にぴったりなカニを見つけてくださいね。