ズワイガニとタラバガニはどっちが美味しい?味や値段の違いを徹底比較

「カニといえば、ズワイガニとタラバガニのイメージがあるけど、どっちが美味しいの?」とお悩みの方もいるでしょう。そこで今回は、ズワイガニとタラバガニの味や値段の違いを徹底比較します。また、ズワイガニとタラバガニの美味しい食べ方や、おすすめの通販サイトも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

ズワイガニとタラバガニの違い

ズワイガニとタラバガニの違いは以下の通りです。
分類 産地 旬の時期
ズワイガニ カニ 山陰地方、福井県、新潟県など 11月6日〜3月20日 ※メスは11月〜12月
タラバガニ ヤドカリ 北海道 ※海外産のものが多い 4月〜6月、11月〜2月
それぞれの項目について詳しく解説します。

生物学的な分類

まず、ズワイガニとタラバガニは、生物学的な分類が異なります。
ズワイガニは、クモガニ科ズワイガニ属のズワイガニ種 に分類されるカニの一種です。サイズは、足を広げた状態だとオスが約70㎝ほど、メスはその半分のサイズです。
タラバガニは、カニと見た目が似ていますが、ヤドカリに分類されます。サイズとしては、足を広げた状態だと約1mほどあり、甲羅だけでも約25㎝とサイズが大きいのが特徴です。
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産地

ズワイガニの主な産地は、鳥取県や島根県などの山陰地方、福井県、新潟県などで、日本海北部やオホーツク海でも水揚げされています。
ズワイガニは、水揚げされる地域によって呼び名が異なり、例えば山陰地方で水揚げされるズワイガニは「松葉ガニ」、福井県の越前港や三国港で水揚げされるズワイガニは「越前ガニ」と呼ばれています。
ズワイガニが幅広い地域で獲れる一方で、タラバガニは日本では北海道でしか獲れません。そのため、日本で流通しているタラバガニは「輸入品」が多いです。

旬の時期

ズワイガニの旬の時期は、11月6日〜3月20日と決まっています。毎年11月6日に一斉に漁が解禁され、初競りが行われます。
また、メスのズワイガニは、11月〜12月の期間しか水揚げされておらず、オスとメスで旬の時期が異なるのも特徴です。
タラバガニの旬の時期は、4月〜6月と11月〜2月の年に2回あるため、ズワイガニよりも長い時間楽しめます。ただし、冬のシーズンになると水揚げされる量が減ってしまい、値段が高くなることもあるので、春に食べるのがおすすめです。
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ズワイガニとタラバガニの見分け方

ズワイガニとタラバガニを見分けるには、「大きさ」と「足の本数」の2つをチェックするのがポイントです。
ズワイガニ タラバガニ
大きさ オスの場合、足を広げた状態で約70㎝、甲羅は約14㎝ ※メスはその半分のサイズ 足を広げた状態で1m、甲羅は約25㎝
足の本数 10本 8本のように見える(内側に小さい足が2本ある)
前述したように、ズワイガニとタラバガニの大きさを比べると、タラバガニの方がサイズが大きく、足を広げた状態だと1mにもなります。そのため、簡単に見分けたい場合は、サイズを見ると良いでしょう。
また、足の本数でも見分けることができ、ズワイガニもタラバガニも足の本数は10本ですが、タラバガニは内側に小さい足が2本あり、8本のように見えるので、「足が10本ならズワイガニ」「足が8本ならタラバガニ」と覚えておくと良いです。

ズワイガニとタラバガニはどっちが安い?高い?

ズワイガニとタラバガニは、それぞれ価格帯が異なります。
  • ズワイガニ:約4,000〜20,000円
  • タラバガニ:約20,000〜40,000円
タラバガニは、サイズが大きく水揚げされる場所も限られるため、高額になりやすいです。ただし、ズワイガニでも、サイズが大きいものや、「松葉ガニ」や「越前ガニ」などのブランドガニは、20,000円以上するケースもあります。
また、できるだけ安くズワイガニやタラバガニを手に入れたい場合は「訳あり商品」がおすすめです。訳あり商品は、サイズが小さかったり、足が1本なかったりと、味や品質には問題がない場合が多いので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

ズワイガニとタラバガニはどっちが美味しい?

ズワイガニとタラバガニはどちらが美味しいのでしょうか。
ここでは、ズワイガニとタラバガニの味や食感の違いを解説します。

ズワイガニとタラバガニの味や食感の違い

ズワイガニは、身がぎっしり詰まっており、上品な甘味が楽しめます。また、カニ味噌も濃厚で旨みが感じられます。
タラバガニは、ズワイガニよりも味は淡白ですが、ボリュームたっぷりで食べ応えがあり、弾力のある食感が楽しめます。
どちらも違った美味しさがあるので、自分好みの味や食感のものを選んでみてください!

食べ方別のおすすめのカニ

続いて、食べ方別におすすめのカニを紹介します。

カニ刺しやカニしゃぶに向いているのは?

カニ刺しやカニしゃぶに向いているのは、ズワイガニです。ズワイガニは、身がふっくらしており、甘味が強いので、カニ刺しで食べるのがおすすめです。
また、加熱することで甘味がさらに増すので、カニしゃぶにするのも良いでしょう。
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カニ鍋やカニすきに向いているのは?

カニ鍋やカニすきは、ズワイガニとタラバガニのどちらも向いています。ズワイガニの場合は、旨みがしみ出て絶品鍋が楽しめます。また、タラバガニの場合は、あっさりとした淡白な味なので、ポン酢をつけて食べると、より美味しくいただけます。
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焼きガニに向いているのは?

焼きガニに向いているのは、タラバガニです。タラバガニの身は、サイズが大きく食べ応えがあるだけでなく、水分が抜けると旨みがぎゅっと凝縮されるのでおすすめです。
ズワイガニでも焼きガニはできますが、タラバガニより身が小さいので、焼きガニをお腹いっぱい食べたいならタラバガニがおすすめです。
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カニ味噌が美味しいのは?

カニ味噌が美味しいのは、ズワイガニです。ズワイガニのカニ味噌は、濃厚で焼いて食べると甘みが増すので、カニの身と同じくらい人気が高いのが特徴です。一方、タラバガニのカニ味噌は、あまり食べられることはなく、味も美味しくないことが多いです。そのため、カニ味噌を味わいたいなら、ズワイガニのものを選びましょう。

失敗しない!おすすめのカニ通販サイト5選

ここからは、ズワイガニやタラバガニを安心して購入できる、おすすめのカニ通販サイト5選を紹介します。

1. かに総本店 松菱

かに総本店 松菱 は、最高級カニ専門の通販サイトです。職人の目利き力と独自の厳しい基準で選ばれたカニのみを取り扱っており、何百何千とあるカニから最高の一杯を提供しています。
松菱は、水揚げ後6時間以内に発送しており、「朝採れ」の美味しさをご家庭で味わうことができます。また、サポートも充実しており、万が一品質に問題がある場合は無料で交換もしてもらえるのも安心ポイント。
特別な日に最高級のカニを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください!

2. カニ通販.com

カニ通販.comは、北海道で獲れたカニのみを販売している通販サイトです。
通販サイトだけでなく、実店舗も運営しており、実店舗で培った技術やお客様の口コミをもとに、高品質なカニを選定しています。
サイト内では、カニの種類だけではなく、季節やイベントから選ぶことができるため、自分にぴったりのカニを購入できます。また、天然アゴ出汁(トビウオ)スープ、つけダレ(自家製アゴ出汁ポン酢と自家製胡麻ダレ)がついてくるのもおすすめポイントです。

3. かにまみれ

かにまみれは、訳あり商品を一切販売しておらず、徹底的に品質にこだわった高品質なカニのみを販売しています。
また、生で食べられる「活ガニ」や調理しやすい「ボイル」など、カニの種類だけでなく、食べ方にあわせて選べるのも魅力です。
カニだけでなく、エビやホタテなどの他の海産物も購入できるので、ぜひ一度チェックしてみてください!

4. 匠本舗

匠本舗は、リーズナブルな価格で高品質なカニが購入できる通販サイトです。
カニ刺しやカニしゃぶなど、調理方法ごとにカニを選ぶことができ、5L〜10Lの特大サイズも選べます。
カニをお腹いっぱい食べたい方や、大人数でカニを食べたい方におすすめです。

5. 北海道網走水産

北海道網走水産では、北海道で獲れたズワイガニやタラバガニを、少量から購入できる通販サイトです。
最新式の巨大冷蔵庫を保有しており、高いレベルで鮮度管理がされています。
カニの中でも、北海道産のものを食べたい、少人数で少しずつカニを楽しみたい方におすすめです。

通販サイトでカニを購入する際のポイント3つ

最近では、スーパーや市場だけではなく、通販サイトでも美味しいカニが手に入ります。
しかし、いざ購入してみると、「思ったよりサイズが小さかった」や「身がパサパサしていて美味しくない」というケースも多いです。
ここでは、通販でカニを購入する際の3つのポイントを解説します。
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食べ方にあわせて選ぶ

まず、通販サイトでカニを購入する前に、カニの食べ方をイメージしておきましょう。
例えば、カニ刺しで食べたいなら「刺身用のもの」を、カニ鍋にするなら「殻付きのボイルされたもの」を購入すると良いです。
また、カットされた状態(ポーション)であれば、面倒な殻を剥く必要がなく、殻を剥くのが難しいお年寄りやお子様も食べやすいのでおすすめです。

カニの重量で選ぶ

カニの重量の目安として、1人前なら300〜400g、2人前なら800g、3人前なら1.2kgがおすすめです。
カニ通販サイトでは、S・M・Lなどの表記が一般的ですが、購入前には必ず「重量」を確認しておきましょう。

通販サイトの配送方法で選ぶ

配送方法は、産地直送のものを選ぶのがおすすめです。
カニは鮮度が命なので、水揚げされてから消費者の手元に届くまで時間がかかってしまうと、味や品質がどんどん落ちてしまいます。
今回ご紹介した、かに総本店 松菱 では、産地直送の朝採れを楽しめるので、気になる方はチェックしてみてください!

動画で見る!カニ通販のポイント

カニは鮮度が命!カニを腐らせない保存方法

最後に、カニを腐らせない保存方法を解説します。

活き(生)ガニの保存方法

活き(生)ガニは、日持ちしないため、届いたらすぐに食べるようにしましょう。
もし、食べきれない場合は、ゆでてから保存するのがおすすめです。冷蔵庫で保存する場合は、2〜3日ほど、冷凍庫なら2週間ほど保存できます。
また、保存する際は、ラップで包んでビニール袋に入れるとより鮮度が保たれます。

ボイルガニの保存方法

ボイルガニを保存する場合も、活き(生)ガニを保存する場合と同じ方法で保存すると良いです。
ただし、カットされているものに関しては、冷蔵保存だと2〜3日、冷凍保存だと3日ほどしか持たないので、注意が必要です。
活(生)ガニはもちろん、ボイルガニも保存はできますが、時間が経てば経つほど、味や品質が落ちてしまうので、できるだけ早く消費するようにしましょう。

まとめ

この記事では、ズワイガニとタラバガニの味や値段の違いを徹底比較しました。
ズワイガニは、身がふっくらしており、上品な味わいが楽しめます。値段は約4,000〜20,000円と幅広いので、安く手に入れることも可能です。
一方タラバガニは、あっさりと淡白な味わいで、サイズが大きいのが特徴です。値段は約20,000〜40,000円と高額ですが、訳あり商品を選べば安く購入できます。
ズワイガニもタラバガニも、それぞれ違った魅力があるので、予算や食べ方にあわせて、ぜひ購入してみてください!
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