蟹取県とも言われるほどカニの名産地である鳥取県。
この記事では鳥取地元民がおすすめするカニ料理店やカニの通販、観光情報まで徹底解説します。
蟹取県とも言われるほどカニの名産地である鳥取県。
この記事では鳥取地元民がおすすめするカニ料理店やカニの通販、観光情報まで徹底解説します。
2024年9月23日更新
鳥取県内で水揚げされるカニは主に本ズワイガニのオスの松葉ガニ、メスのセコガニ、紅ズワイガニの3種類です。毛ガニなども少量ですが水揚げされることがあります。
鳥取で採れるカニの種類 | 特徴 | 時期 | 価格 |
---|---|---|---|
松葉ガニ | 言わずとしれた、鳥取を代表するカニブランド。 カニ味噌の濃厚さ、カニ身の肉厚や旨味は絶品です。 | 毎年11月〜翌年3月 | 10,000〜50,000円 |
セコガニ・親ガニ | 本ズワイガニのメスです。 小型ですが内子・外子と呼ばれる卵があり、松葉ガニと違った味わいを楽しむことができます。 | 毎年11月〜12月 | 700〜800円 |
紅ズワイガニ | 鳥取は紅ズワイガニの水揚げ量が日本一です。 深海に棲むカニで、お手頃な価格ながらジューシーな蟹身を味わうことができます。 | 毎年9月~翌年6月 | 2,000〜7,500円 |
毛ガニ | 非常に少量のため、運が良ければ市場で見つけられるかもしれないのが毛ガニです。 特に北海道や東北、ロシアなど主要な産地ではメスの毛ガニは禁漁ですが、鳥取では量が少ないため例外。 奇跡とも言えるメスの卵付きの毛ガニを楽しめるかもしれません。 | 毎年11月〜翌年3月 | 4,000~15,000円 |
鳥取を代表するカニといえば松葉ガニです。
濃厚でしっかり詰まったカニ味噌、上品な甘みでしっかり詰まったカニ身は最高級ブランドの名に恥じない美味しさです。
鳥取の境港や賀露港(鳥取港)などで水揚げされ、地元のカニ料理店はもちろん、東京や大阪などの高級料亭でも楽しまれています。
重量は700g〜1.3kgが一般的。価格は重量やサイズ、傷具合などによって変動しますが1杯12,000〜50,000円ほどが相場です。鳥取の本ズワイガニのオス(=松葉ガニ)は毎年11月〜翌年3月が漁の解禁期間になっています。
松葉ガニは「オス」の本ズワイガニですが、セコガニ・親ガニは「メス」の本ズワイガニです。
メスは100〜200gと小ぶりで、価格も1杯700〜800円とリーズナブルですが、内子(うちこ)・外子(そとこ)と呼ばれる卵を持っていることが特徴です。
・内子:甲羅の内側にあるカニの卵巣部分。茹でると鮮やかなオレンジ色に変化
・外子:カニの卵。甲羅の外側に付いている茶色または黒い粒状
カニ身や味噌と一緒に食べたり、醤油漬けは、お酒のおつまみとしても好まれています。
鳥取の本ズワイガニのメス(=セコガニ)は毎年11月〜12月が漁の解禁期間になっています
紅ズワイガニは鳥取県が漁獲量No.1を誇ります。
水深500〜2,500mの海底に生息することによって、赤色の見た目が特徴です。
価格は1杯3,000〜5,000円程度と手を出しやすく、鳥取では毎年9月〜翌年6月と漁の期間が長いため地元でも親しまれる食材です。
北海道が主な生産地である毛ガニは、鳥取でも少量ですが水揚げされます。
北海道や東北、ロシアなど主要な産地ではメスの毛ガニは禁漁ですが、鳥取では量が少ないため例外。卵付きのメスの毛ガニが獲れ、流通することがあります。
漁のシーズンであればカニが最高鮮度の活きで届く「活きカニ」「活き松葉ガニ」がおすすめです。
活き松葉ガニならではのカニ刺しやカニの甲羅焼きは、一度食べたら忘れられない味になるでしょう。
松菱では活き松葉ガニの中でも、更に早朝の水揚げ後6時間以内に発送する「朝採れカニ」を提供しており最高の鮮度でお届けしております。まるで鳥取の地元で食べたような新鮮さを楽しむことができます
カニは鮮度が命なので、鳥取から直送のカニやオンラインショップを選ぶと良いでしょう。ECサイトの選び方は以下の記事で詳しく解説しています。
・かに吉
鳥取でカニを味わうなら、最も有名なお店の1つです。
・味処美佐
松葉ガニ、ベニズワイガニ料理、魚が苦手でも楽しんでいただけるような単品メニューを多数
・みつき
高品質の海の幸と、山の野菜を使用した京料理ベースの日本料理店
・味暦あんべ
地物メインに海の幸、山の幸取り揃える名店
・御食事処 弓ヶ浜
看板メニューのかにトロ丼はここでしか楽しめない絶品
・お食事処 海心
地元境港で水揚げされた旬の魚介類を確かな目利きで、毎日厳選して仕入れ
賀露港・市場食堂(浜下商店)
賀露港真横に店を構え、刺身定食や海鮮丼など四季を通して新鮮な海の幸を堪能できる
・賀露市
賀露港から徒歩5分ほどにあり、賀露港で水揚げされたかにや海鮮品を楽しめる
鳥取県内でカニが水揚げされる主な港は、鳥取港(賀露港)・境港・網代港・田後港の4つです。
鳥取の松葉ガニの解禁期間は2024年11月6日から2025年3月20日です。初競りは翌日11月7日の朝8:00頃から開催される予定です。
紅ズワイガニは2024年9月1日から2025年6月30日までです。
松葉ガニの解禁日の情報は以下の記事でより詳しく解説しています。
鳥取漁港(賀露港)で松葉ガニの解禁に合わせて毎年11月上旬〜中旬に鳥取かにフェスタが行われます。松葉ガニの販売はもちろん、カニ汁の無料サービスやゲームなど家族で楽しめます。
その他の鳥取の各港で行われるイベント情報はこちらの記事も合わせてご覧ください。
カニが苦手だったり甲殻類アレルギーの人とも一緒に楽しむために、鳥取のカニ以外の特産品やグルメも紹介します。
・白イカ:鳥取で水揚げされるケンサキイカを白イカと呼びます。鮮度が良いと身が透明で甘みが強く、地元ならではの見た目と味わいを楽しむことができます。
・岩ガキ:素潜り漁などで採られ、最大20cm近くにもなる天然の岩牡蠣は鳥取の夏を代表する食材です。
・のどぐろ:金沢のイメージが強いノドグロですが、実は鳥取も全国4位(71.9トン 2019年)の水揚げ量を誇ります。豊潤な土壌により身が柔らかく上品な味わいが特徴です。
・アカガレイ:手頃な値段で鳥取の家庭でよく食されます。旬は、脂が乗る冬場。 白身で淡白な身は煮付けや焼きなど多様な食べ方を楽しむことができるでしょう。
・鳥取和牛:「全国和牛能力共進会」で肉質日本一に輝いたことのある鳥取の和牛です。オリーブオイルの主成分でもある「オレイン酸」が多く含まれることで、口当たりの良い肉質が特徴になっています。鳥取和牛フェスが2024/9/29に開催されます。(公式HPはこちら)
・砂丘らっきょう:鳥取砂丘など県内の砂丘地で栽培されるらっきょうです。 鳥取のは2836トンで全国1位の生産量を誇る名産地です。
・二十世紀梨、新甘泉梨:台湾やアメリカなどへ海外輸出されるほどの人気なのが鳥取の梨です。国内の卸売数量全国第1位で知名度の高い二十世紀梨はもちろん、平成20年に開発され最大糖度15度にもなる新甘泉は鳥取地元で楽しんでほしい食材の一つです。
・すなば珈琲:2014年当時、国内都道府県で唯一スターバックスがない県であった背景から生まれたコーヒーブランドです。鳥取県内各地に店やお土産を構えています。
・日本酒:千代むすび、諏訪泉などのブランドなどは国内で有名な日本酒の1つ。豊富な海の幸、山の幸と合う味わいを楽しめるでしょう。
この記事では、鳥取のカニ情報について、水揚げされるカニの種類からお取り寄せ、地元の料理店、カニ以外の名産品などについて解説しました。
かに総本店 松菱では、高品質で美味しい松葉ガニを鳥取県にある境港や鳥取港から産地直送でお届けしています。松葉ガニ以外のカニも豊富に取り揃えていますので、ぜひ自分にぴったりなカニを見つけてください。
著者:かに総本店松菱 仕入れ担当
当ECショップで仕入れを担当しております。海の幸であるカニの専門家として、皆様が安心してカニを購入できるよう精一杯サポートしていきます。...
当ECショップで仕入れを担当しております。海の幸であるカニの専門家として、皆様が安心してカニを購入できるよう精一杯サポートしていきます。
仕入れの際は、品質と鮮度を最優先に考え、非常に厳しい仕入れ基準を設けています。サイズや身入りが特に優れたカニのみを厳選し、皆様の食卓に最高の一品をお届けできるよう努めています。
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