
香箱ガニの旬は12月!地域別の禁漁期や美味しい季節を紹介

更新日:2025年09月11日
香箱ガニは限られた地域、期間しか味わえない希少なカニ。特徴は珍味として知られる内子と外子の美味しさ。香箱ガニ・セイコガニの地域別の漁獲時期や旬、旬のカニを食べる方法もご紹介します。
目次
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1.
香箱ガニが美味しい時期 -
2.
香箱ガニの漁期は非常に短い -
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石川、福井、鳥取、京都などは2ヶ月のみ -
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東北(山形、岩手、秋田など) -
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北海道 -
3.
旬になる理由 -
4.
旬の香箱ガニの味覚 -
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おすすめの食べ方 -
5.
まとめ

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香箱ガニが美味しい時期

香箱ガニを美味しく食べるなら11月下旬から12月末までがおすすめです。、香箱ガニの特徴である、内子(卵巣)と外子(卵)が成熟し、食感は弾力が、味はコクが増していきます。
香箱ガニ・セコガニ
香箱ガニの漁期は非常に短い
地域によって多少終了異なりますが、香箱ガニは資源保護のために短期間の漁しか許可されていません。
石川、福井、鳥取、京都などは2ヶ月のみ
山陰地方では香箱ガニの水揚げが盛んで、呼び方にも地域ごとの個性が表れます。たとえば、石川県では「香箱ガニ」、福井では「せいこがに」、鳥取では「親ガニ」、京都では「こっぺがに」と呼ばれています。
- 漁の解禁期間:11月6日〜12月末まで(地域ごとに数日異なります)

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東北(山形、岩手、秋田など)
- 山形:10月から翌年3月頃まで
- 新潟:10月〜翌年5月頃まで※自主規制でより短くなる場合あり
- 秋田:10月〜翌年5月頃まで※自主規制でより短くなる場合あり
山形県庄内地方などを中心に一部で水揚げされるのみで、香箱ガニの漁獲量は多くはありません。
北海道
北海道では、香箱ガニ(メスの本ズワイガニ)は基本的に禁漁対象です。ただし、別種のオオズワイガニのメスは近年多く流通し始めています。これらを香箱ガニやセコガニと呼称している場合がありますが、誤認を招くとして注意喚起がなされています。

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旬になる理由
香箱ガニが12月に旬を迎えるのは、産卵を控えた時期であるためです。
- 内子(卵巣):時間が経つごとに熟成され、濃厚でコクのある味わいに。ねっとりとした舌触りが特徴。
- 外子(受精卵):粒が大きくなり、プチプチとした食感が楽しめるようになります。
また、水温が下がることで、身に甘みが増し、ミソもクリーミーに。12月は味覚・食感ともに最高のバランスに整うため、「食べるならこの時期」と言われているのです。
旬の香箱ガニの味覚
- 内子がオレンジ色で、密度が高く、なめらか
- 外子がぷちぷちしており、ハリと弾力がある
- 身は繊細だが甘みが強く、ミソとの相性も抜群
- 甲羅の裏側が鮮やかな赤褐色で、全体に張りがある
調理法はシンプルな塩茹でが王道。そのまま内子・外子・ミソを混ぜて食べると、香箱ガニの真価が発揮されます。また、寿司ネタや甲羅焼きとしても人気があり、少量でも満足感が得られるのも魅力のひとつです。
おすすめの食べ方

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まとめ
香箱ガニは、冬だけに出回る希少な味覚であり、旬の時期は12月。産地によって微妙に時期は前後しますが、多くの地域で12月上旬〜中旬が味のピークとされています。
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香箱ガニ・セコガニ

著者:長谷川
カニ総本店 松菱のバイヤーとして、全国を飛び回る一人。今年も北海道のタラバガニから沖縄のヤシガニ、鳥取・福井のズワイガニ、香箱ガニ、花咲蟹、タラバガニ、毛蟹まで現地に赴き市場調査。「今後、全国の隠れた逸品を更に増やしていく予定です。全国の海から直送する多種多様な美味しいカニを楽しんでいただけると嬉しいです」(プロフィール)
香箱ガニは、石川県、福井県、鳥取県、京都府などで水揚げされる「本ズワイガニのメス」です。地域によって親ガニ、セコガニ、セイコガニなどとも呼ばれています。