
花咲ガニの旬・解禁日は?幻のカニの旬と漁の解禁期間を紹介

更新日:2026年02月12日
国産花咲ガニは7月から9月が旬・最盛期です。国内では主に北海道の根室にて夏の2〜3ヶ月しか漁が行われず流通が非常に少ないことが、幻のカニと呼ばれる所以です。
目次
花咲ガニの旬・漁の期間
国産花咲ガニは7月から9月が旬・最盛期です。国内では主に北海道の根室にて夏の2〜3ヶ月しか漁が行われず流通が非常に少ないことが、幻のカニと呼ばれる所以です。
この時期に合わせて、根室市で「根室かに祭り」(2026年は8月22日〜23日)が開催されるなど産地では大きな盛り上がりを見せる期間になります。

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漁獲期間が定められている理由
花咲ガニの漁獲時期が限られている理由は、かつて乱獲によって資源量が減少したためです。漁獲量が制限されてからも、不漁が続いた時期が長く、資源の枯渇が心配されていました。なお、花咲ガニは海底が砂礫質で、流氷の影響を受ける場所を好むカニです。そのため、海外の生息地もベーリング海からオホーツク海沿岸、サハリン、千島列島に限られています。貴重な水産資源を守るためにも、漁獲時期はこれからも限定され続ける可能性が高いです。
2025年の傾向
近年の花咲ガニは「幻」と呼ばれるほど不漁が続いていましたが、若干の回復が見られました。 ただし、依然として希少価値は高く、特に「活(生きたまま)」の流通は非常に限られています。旬ものを確実に食べるならば、早めに予約注文を入れておくと良いでしょう。
「旬」を楽しむなら活き生や未冷凍ボイルがおすすめ
花咲ガニの本当の美味しさを知るなら、漁期にしか出回らない「ボイルや生の冷蔵品」がおすすめです。花咲ガニは他のカニよりも油分が多く、独特のコクがあります。一度も冷凍しないことで、その濃厚な旨味とプリプリとした弾力が損なわれずに召し上がることが出来ます。
一方で、近年は急速冷凍技術も上がっているため冷凍品でもある程度は美味しく召し上がれます。夏の時期以外でも花咲ガニを食べたい等の場合は、冷凍も視野に入るでしょう。

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花咲ガニの鉄砲汁
根室など花咲ガニの産地で愛されているのが鉄砲汁です。旬の花咲ガニから染み出る出汁の濃さは、カニの中でも群を抜いています。
【作り方】
- 殻をぶつ切りにする: 脚や甲羅、ふんどし(腹の部分)をハサミでぶつ切りにします。
- 水から煮る: 沸騰したお湯ではなく、冷たい水からカニを入れて火にかけます。じっくり加熱することで、濃厚なカニの脂と出汁が溶け出します。
- 味付けはシンプルに: 具材はシンプルに長ネギや大根だけでOK。仕上げに味噌を溶き入れれば、カニの旨味が凝縮された究極の一杯が完成します。
- コツ: メスの「外子(そとこ)」を少し入れると、さらに複雑な旨味が加わります。
焼き花咲ガニ
ボイル済みのカニでも、軽く焼くことで香ばしさが立ち、甘みがグッと凝縮されます。
【作り方】
- 殻を半分外す: 脚の殻を半分だけ削ぎ落とし、身が見える状態にします。
- サッと炙る: フライパンや魚焼きグリル、ホットプレートで身の面を上にし、殻側から焼きます。
- 仕上げ: 殻が焼ける香ばしい匂いがしてきたら完成。お好みで少しだけレモンを絞るか、バターをひとかけ乗せると、花咲ガニの濃厚な脂と相性抜群です。

著者:長谷川
カニ総本店 松菱のバイヤーとして、全国を飛び回る一人。今年も北海道のタラバガニから沖縄のヤシガニ、鳥取・福井のズワイガニ、香箱ガニ、花咲蟹、タラバガニ、毛蟹まで現地に赴き市場調査。「今後、全国の隠れた逸品を更に増やしていく予定です。全国の海から直送する多種多様な美味しいカニを楽しんでいただけると嬉しいです」(プロフィール)